この記事ではバリ島のサンバルマタの作り方を紹介しております。
サンバルマタとはチリソースの一種でバリ島グルメを代表するもの。
そんなバリ島を代表するサンバルマタを日本の家庭で作ってみましょう。
サンバルマタとは、インドネシア・バリ島で昔から食べられているサンバル(チリソース)のこと。
一般的にインドネシアのサンバル(チリソース)は茹でたトマトをベースに作られた、まさしくソースといった感じのもの。
しかしバリ島のサンバルは、ニンニクやバワンメラー(シャロット)、トウガラシなどを細かく刻んで作った、バリ島独特のものなんです。
一切火を使わずに作るので生サンバル=サンバル・マタ(マタとは生という意味)と言われているんですよ。
このサンバル・マタ、バリ島でしか味わえず、また古くから家庭の主婦が作るのでバリ島のおふくろの味ともいわれています。
そんなサンバルマタ、日本でも作ってみませんか?
作り方はすごく簡単ですし、材料もAmazonなどの通販で簡単に手に入ります。
この記事では日本で手に入る材料を使ったサンバルマタの作り方を紹介しています。
日本の家庭でバリ島のサンバルマタを作って、バリ島気分に浸ってみようじゃありませんか!
動画でも作り方を紹介しています。
目次
サンバルマタの材料は通販でそろえる
サンバルマタの材料を紹介します!
- バワンメラ(Bawan Merah) 100g
- 生唐辛子(Cabe) 20~30g
- バワンプティ(Bawan Putih) 30~50g
- ジュルニピス(Jeruk Nipis) 1~2個
- お塩(Garam) 適量
- オイル(Minyak) 適量
こちらが、材料一式になります。
では、ひとつづつ紹介していきますね。
中にはちょっと手に入りにくい材料もありますが、すべてAmazonの通販で入手可能。
今回は、すぐに入手できるよう、Amazonのリンクも貼っておきますから、すぐに注文しちゃいましょう。
バワンメラー
こちらは、バワンメラ(Bawan Merah)という、玉ねぎを小さくしたようなお野菜。
英語では、レッド・シャロット(Red Shallot)という植物らしいのですが、このバワンメラーはバリ島料理になくてはならないもの。
ほとんどの料理に入っています。
実はタイでも同じようにこのバワンメラーを料理に使います。
タイではホムデンと言います。
ですので、もしAmazonで手に入らなければ、タイ食材店などを当たってみてください。
Amazonでの購入は以下のリンクからどうぞ!
バワンメラー(Red Shallot/ホムデン)
生唐辛子
日本でトウガラシというと、乾燥した鷹の爪が一般的。
ところが、鷹の爪だと食感が違うのと、味も違います。
試しに一味唐辛子も使ってみたけど、やっぱ違う。
やはり生唐辛子を使いたいです。
生唐辛子は世界中どこでも使われています。
有名なのがタイと韓国。
という事で、もしAmazonで入手できなければ、韓国食材店を当たってみましょう。
Amazonでの購入は以下リンク先でお願いします。
生唐辛子(韓国産)
ニンニク
こちらはバワンプティ(Bawan Putih)
といっても、ニンニクの事です。
ニンニクなら、どこでも手に入りますね。
ただし、日本のニンニクはバリ島の物より味も香りもきついです。
さらに殺菌効果も強いので、沢山食べるとお腹が痛くなります。
日本のニンニクを使う場合は、量を減らしてくださいね。
ジュルニピス
こちらは、ジュルニピスという柑橘系の果物。
酸っぱくてさわやかな味がしますが、日本では手に入りません。
では、どうするかというと、ライムを使ってください。
レモンでもいいのですが、ライムの方が酸味がまろやかでよいと思います。
お塩
こちらは、お塩です。
お塩もすぐに手に入りますが、できたら自然塩を使うと味に深みが出ますよ。
ちなみに、写真のお塩はクサンバの天然塩です。
ココナッツオイル
そして、ココナッツオイルです。
ココナッツオイルですが、Amazonの通販で入手できます。
いろんなブランドのオイルがありますが、おススメはココウェルというブランドのオイル。
バリ島のココナッツオイルにかなり近いです。
もし、どうしてもココナッツオイルが入手できなければ、オリーブオイルでもOK
最悪サラダ油でもいいですよ
私おススメのココウェル・ココナッツオイルは以下リンクで注文できます。
ココナッツオイル(ココウェル)
という事で材料は以上です。
ただし、サンバルマタは家庭の味。
家庭によっては、トゥラシというエビペーストを入れたり、レモングラスを入れたりして、オリジナルなサンバルマタを作ります。
皆さんも、お好みでいろいろなものを混ぜてオリジナルサンバルマタを作ってみてください。
サンバルマタの下ごしらえは皮をむくだけ
では、材料が揃ったら、さっそく調理していきましょう。
まず最初に、下ごしらえから。
- バワンメラの薄皮をむく
- バワンプティ(ニンニク)の皮をむく
- 生唐辛子のへたを取る
- ジュルニピスを4等分
使う道具
おっと、その前に使う道具の紹介。
といっても、包丁とまな板だけです。
包丁は大きなものより、写真のような果物ナイフの方が作業しやすいですよ。
バワンメラの皮むき
バワンメラには、玉ねぎのように薄皮が付いています。
薄皮は食感も悪いので、まずはこれをむいていきます。
実はこの作業が一番しんどい。
だれか、簡単にむく方法を教えてください。
ニンニクの皮むき
ニンニクも同じように薄皮をむいていきます。
ニンニクの皮むきですが、すごく簡単にできる裏技があるそうですが、ご存知ですか?
また、皮をむいたニンニクにこのように切れ込みを入れておくと、この後のみじん切りがすごく簡単になります。
これは、バリ島のお母さんに教わりました。
唐辛子のヘタ取り
トウガラシは、へたの部分を切りとっておきます。
ジュルニピスをカット
ジュルニピスは絞って入れますので、絞りやすいように四等分に切っておきましょう。
分量の紹介
これで、下ごしらえは完了です。
分量ですが、バワンメラー1に対してニンニクは0.5程度(日本のニンニクは強いので0.3程度にしておいた方がいいでしょう)、そして生唐辛子は0.2~0.3位です。
トウガラシが多いとすごく辛いので、最初は少な目で作って、辛さが足りなければ追加しましょう。
お塩と、ココナッツオイルの量は適当です!
サンバルマタあとは細かく刻んで混ぜるだけ
では、調理開始です。
- バワンメラーを輪切りかざく切り
- 生唐辛子を細かく輪切り
- ニンニクを細かくみじん切り
- バワンメラー、生唐辛子、にんにくにお塩を加え混ぜる
- オイルを入れてさらに混ぜる
- 味を見て、塩やオイルを調整
- ジュルニピスを絞って入れる
- 1~2時間置いておく
- たべる!うまいっ!
材料を細かく切る
サンバルマタのおいしさはザクザクとした食感!
その食感を出すために、バワンメラはあまり細かく刻まない方がいいですよ。
大きな粒を二等分して、それをスライスしていく感じです。
バワンメラーはそれほど辛くありません。
玉ねぎのように水にさらしたりする必要はないですよ。
ニンニクはなるべく細かくした方がいいと思います。
何度も注意しますが、日本のニンニクは強いので、バワンメラー1に対し0.3位にしておいた方がいいでしょう。
生唐辛子もなるべく細かい方がいいです。
大きな塊が口の中に入ると、地獄です。
それと、トウガラシを刻んだら、すぐに手と包丁を洗いましょう。
もし、手を洗う前に、目などこすったら・・・とんでもないことになります。
切った材料にお塩とオイルを混ぜる
そして、刻んだ材料と、お塩をボウルに入れます。
お塩の量は、適当です。
少なめで作ってみて、味を見ながら増やしていきましょう。
ここに、ココナッツオイルを入れて、かき混ぜます。
オイルはかなりの量を入れます。
このように、ボウルを傾けたら、オイルがじわっと出てくるくらいです。
オイルを入れたら、よ~く混ぜてください。
ジュルニピスを絞っていれる
そして、最後にジュルニピスを絞って入れます。
入れすぎると酸っぱくなりますが、少々酸っぱいくらいの方がおいしいですよ。
サンバルマタの食べ方
ということで、良く混ざったら、サンバルマタの出来上がりです。
出来たばかりのサンバルマタは、まだ各材料の味が尖りあっています。
これはこれでおいしいのですが、半日から一日くらい寝かせておくと、味がなじんでさらにおいしくなります。
サンバルマタは殺菌効果の高いニンニクやトウガラシがたっぷり入っていますので、冬場なら一週間程度は、十分食べられます。
夏場は、3日程度で食べきるといいと思います。
冷蔵庫に入れておいてもいいのですが、冷蔵庫の中でココナッツオイルが固まってしまいます。
天然のココナッツオイルは25度以下の温度で固まり始めるんですよ。
固まってしまった場合は、湯せんで温めれば食べられるようになります。
サンバルマタの食べ方ですが、白いご飯のお供として食べると、ご飯がすすむくんです。
止まらなくなりますので、気を付けてください。
他にも、白身の焼き魚や、鶏肉(ささみ)などと和えてもおいしいです。
淡白な味の食材によく合います。
それと、実はお酒にすごく合うんですよね。
だから、酒飲みに出したら、あっという間になくなります。
ご注意ください。
サンバルマタの作り方まとめ
今回は、サンバルマタのつくり方をご紹介しました。
サンバルまたは、バリ島独特のサンバル(チリソース)で、バリ島でしか食べられないもの。
このバリ島独特のサンバルマタを日本で作ってみましょう。
材料は、バワンメラー、ニンニク、唐辛子、ココナッツオイルなど。
ほとんどスーパーなどで手に入りますが、バワンメラーなど珍しい材料はAmazonなどの通販で入手可能。
作り方も、材料を刻んで和えるだけと、とても簡単。
ぜひ、日本で作ってバリ島気分に浸りましょう。