この記事はバリ島でSIMカードを購入する方法とインドネシアの携帯、スマホ持ち込み関税(IMEI登録)について紹介しています。
バリ島旅行中にスマホ、携帯を使う方法はいろいろありますが、SIMフリー携帯をお持ちなら現地SIMカードを使うのが一番お得です。
現地SIMカードは身分証明書さえあれば誰でも購入することができ、通話料もとてもリーズナブル。
でも、どこで購入すればいいのか、設定などの手続きはどうしたらいいのかよくわからない
そんな方のために、この記事では、バリ島でのSIMカードの購入や設定の方法、そして入国時の関税、IMEI登録などについて簡単に解説します。
いまやスマホや携帯電話は無くてはならないアイテムですよね。
特に海外旅行中は、日々の出来事や素敵な写真などをSMSなどにアップしたいものです。
ぜひこの記事を読んでバリ島でSIMカードをゲットして素敵な旅行の思い出を友達たちとシェアしましょう。
現地SIMを使うには、SIMフリー携帯、SIMフリースマホが必要です。
もし、自分のスマホがSIMフリーでなかったら、以下の記事を参考に別の方法を検討しましょう。
>>バリ島スマホ利用術
バリ島以外にも複数の国に行くのなら海外SIMカードがおススメ
>>複数国に行くのなら海外SIMカード
目次
SIMカードの購入・設定方法
SIMカードの購入
SIMカードの購入は、空港や街中にある携帯ショップや通信会社の売店、窓口などで購入します。
日本と違い、バリ島の携帯、スマホはプリペイド方式。
あらかじめカードにプルサと言われる通話料金をチャージ(課金)しておき、それを使って通話やデータ通信します。
売店やショップではすでにいくらかのプルサがチャージされたSIMカードが売っていますから、これを購入し、携帯、スマホに挿入すればすぐに通話、データ通信ができるようになります。
電話番号はあらかじめSIMカードに入力されています。
カードのパッケージに電話番号が表示されていますので、好きな番号を選ぶことができます。
SIMカードの開通作業
SIMカードを買って携帯、スマホにセットすればすぐに通話ができる、と説明しましたが、購入後にSIMカード開通作業が必要です
この開通作業、ちょっと面倒なのでここは店員さんにお任せしましょう。
店員さんも心得たものですので、すぐにやってくれますよ。
開通作業をお願いする時にちょっと注意事項があります。
それは、スマホを英語表示にする事とパスポートを用意する事。
店員さんは日本語はわからないので、スマホの表示を英語にしてあげましょう。
また、開通作業には利用者登録が必要なので、コピーでいいのでパスポートを用意しておきましょう。
プルサとクオタ
バリ島のSIMカードは日本と違ってプリペイド方式。
使用する前に、通信料を課金(トップアップ・チャージ)しておきます。
通話やデーター通信をすると、課金したお金が少しづつ減っていき、0になったら通信ができなくなります。
この課金した通信料金の事をプルサとかクオタと言います。
通話(電話)用の通信料金をプルサといい、金額(Rp/ルピア)で表します。
一方データ通信(ネット)用の通信料金をクオタといい、データ量(GB・ギガバイト)で表します。
Rp50.000のプルサということは、5万ルピアぶんの通話ができるということ。
4GBのクオタということは4GB分のデータ通信ができるという事。
ちょっとややこしいけど、大切なことだから覚えてね。
プルサのチャージ
買ったばかりのSIMカードにはある程度のプルサやクオタがすでに課金されています。
だから、すぐにネット通信や通話ができる。
でも、このプルサやクオタが無くなってしまったら。
そんな時はコンビニに行って、課金(チャージ)しましょう。
IndmaretやAlfamartといったコンビニ行けば、すぐにチャージできます。
他にも、OVOなどの電子マネーやモバイルバンキングでプルサやクオタをチャージすることができるけど、インドネシアの口座などが必要なので旅行者にはちょっと難しいかな?
ツーリスト用SIMカードって?
空港のSIMカード売店や街のSIMカード売店で「ツーリスト用SIMカード」って売っているのですが、通常のSIMカードと違うのでしょうか?
このツーリストSIMカーとは、クオタが課金されているSIMカードの事。
クオタとは、データ通信用の課金で、すでに課金されているから開通作業すればネットがすぐに使えるようになります。
じゃあ、音声通話(電話)はできないの?といったら、できるのです。
コンビニなどに行って、プルサを課金(チャージ)すれば、音声通信も可能になります。
旅行者は音声通信よりもネットやLINE,メール、WhatAppをよく使うので、ツーリスト用のSIMにはクオタだけ入れてあるんですって。
日本の旅行者用SIMカードって、データ通信だけで音声通信(電話)ができないから、バリ島の旅行者用(ツーリスト用)SIMカードも音声通信はできないと思われがちですが、そんなことはないんですよー。
SIMカードの購入場所と料金
SIMカードは、いろいろな場所で売っていますが、ここではその代表的な場所と料金を紹介します。
ただし料金は2019年調査なので、現在とは若干違っている可能性があります。
空港到着ロビーの売店
デンパサール空港国際線ターミナル、税関ブースを抜けて出口に向かう途中にSIMカード販売ブースがあります。
2023年2月現在、Telkom-sel、XLの2社が営業中。
ここで紹介しているSIMカード販売ブースの写真はちょっと古いもので、現在はもっと立派なブースになっています。
Telkom-Sel
使用可能期間 | データ通信量 | 音声通話 | 料金 |
7日間 | 無制限 | 国内フリーコール | Rp250,000 (1,923円) |
30日間 | 8GB | 国内15分 | Rp150,000 (1,154円) |
30日間 | 18GB | 国内15分 | Rp200,000 (1,538円) |
30日間 | 21GB | 国内フリーコール | Rp250,000 (1,923円) |
30日間 | 23GB | 国内フリー+ 海外20分間 | Rp300,000 (2,308円) |
30日間 | 25GB | 国内フリー+ 海外30分間 | Rp350,000 (2,692円) |
30日間 | 30GB | 国内フリー+ 海外60分間 | Rp400,000 (3,077円) |
30日間 | 37GB | 国内フリー+ 海外60分間 | Rp450,000 (3,462円) |
30日間 | 50GB | 国内フリー+ 海外60分間 | Rp500,000 (3,846円) |
Telkom-selはインドネシア最大の通信会社で、日本でいうとNTTにあたる会社。
通信サービスエリアはバリ島全域となっています。
こちらのSIMは、すべて音声通話も可能ですが料金によって通話可能時間が変わります。
XL
用可能期間 | データ通信量 | 音声通話 | 料金 |
7日間 | 無制限 | XLフリーコール | Rp250,000 (1,923円) |
14日間 | 無制限 | XLフリーコール | Rp350,000 (2,692円) |
30日間 | 8GB | XLフリーコール | Rp150,000 (1,154円) |
30日間 | 18GB | XLフリーコール | Rp200,000 (1,538円) |
30日間 | 21GB | XLフリーコール | Rp250,000 (1,923円) |
30日間 | 23GB | XLフリーコール | Rp300,000 (2,308円) |
30日間 | 25GB | XLフリーコール | Rp350,000 (2,692円) |
30日間 | 37GB | XLフリーコール | Rp450,000 (3,462円) |
XLは新興の通信会社で、通信サービスエリアは大きな街なら全域ですが、田舎の方に行くと圏外になる事もあります。
すべてのSIMカードにフリーの音声通話が付いていますが、同じXL同志の通話で、別会社のSIMカードを入れているスマホ、携帯とは通話はできません。
Klookでの購入
Klookとは、香港が本社の旅行アクティビティ予約会社。
全世界400以上のエリアで10万以上のアクティビティなどの予約手配をしています。
そのKlookがバリ島で使えるSIMカードを販売しています。
通信会社はTelkomもしくはXL。
30日間使えて、通信容量も10GBから70GBまでいろいろ選択できます。
SIMカードの受け渡し場所は、空港の到着フロアー(ミーティングポイント)もしくは指定したホテルにお届け。
いずれの場合もスタッフが携帯電話の開通作業までやってくれます。
購入申し込みは、Klookのサイトから。
日本語で申し込みができるし、事前に手続きができるから安心ですよね。
Klookのサイトは以下リンクをクリックして!
今すぐKlookで予約!
通信会社支店窓口
通信会社 | 使用可能期間 | データ通信量 | 料金 |
Telkom-sel | 30日間 | 6.5GB | Rp100,000 (770円) |
Telkom-sel | 30日間 | 9GB | Rp150,000 (1,155円) |
Telkom-sel | 30日間 | 15GB | Rp200,000 (1,538円) |
通信会社の支店窓口や直営店での料金になります。
デンパサール市内や県庁所在地には、各通信会社の支店があります。
ウブドでは、ラヤクタ通りにTelkom-selの支店があるだけです。
街中の携帯ショップ
通信会社 | 使用可能期間 | 通信容量 | 料金 |
Telkom-sel | 30日間 | 9GB | Rp75,000 (577円) |
XL | 30日間 | 4.5GB | Rp35,000 (270円) |
XL | 30日間 | 8GB | Rp50,000 (385円) |
バリ島は携帯電話普及率(保有台数/人口)が100%を超えているので、かなりの田舎でも携帯電話やSIMカードを扱う携帯ショップがあります。
そのような携帯ショップでは、かなり安くSIMカードが売られていることがあります。
どこで購入するのが一番いいのか
バリ島内では、いたるところでSIMカードが手に入りますが、どこで買うのが良いのかをご紹介します。
すぐに使いたいのなら空港
バリ島に到着してすぐに携帯、スマホを使いたいのなら、空港到着フロアーのSIMカード販売店で購入するといいでしょう。
通話をするための利用者登録などもその場で行ってくれます。
少々、値段は高いのですが、すぐに携帯、スマホを使いたいというのなら、空港到着フロアー売店で買うのがおススメです。
また、英語やインドネシア語ができないから空港の売店で買うのは不安という方は、Klookを使ってみるのもいいでしょう。
空港で買い忘れたのなら通信会社窓口
もし、空港で買い忘れたのなら、通信会社の窓口もしくは直営店がおススメ。
こちらも、購入したらその場で利用者登録をしてもらえるので、すぐに使用することができます。
空港で買えなかったけど、すぐに使いたいというのなら、通信会社の窓口です。
なるべく安く買いたいのなら街の携帯ショップ
すぐに使えなくてもいいから、安いところがいい、というのなら街の携帯ショップです。
利用者登録などで半日~1日くらいかかる事もありますが、値段は一番安い。
費用に拘る方は携帯ショップへ。
いくらくらいのSIMカードを買えばいいのか?
ほとんどのSIMカードは利用有効期間が30日です。
違いは通信データー量になります。
バリ島に滞在期間が一週間程度なら、4~5GBの通信量で充分です。
特に、ホテルにフリーWifiがあると、4GBでも使いきれません。
旅行でバリ島に来られるのなら、一番安い(通信料が少ない)カードにしましょう。
空港で7日間や14日間で無制限のカードが売られています。
屋外でYouTubeをずっと見ているとか、YouTubeなどのライブ中継をやるという事でない限り、無制限は不要です。
持ち込み関税とIMEI登録
海外から携帯、スマホをバリ島内に持ち込む場合、空港でIMEI登録と関税の支払いが必要です。
このIMEI登録と関税の支払いをしないと、インドネシアのSIMカードは最大で90日までしか使えません。
旅行者はこのIMEI登録と関税支払いは必要ありません。
90日以内なら、SIMカードは問題なく使えます。
IMEI番号ってなに?調べ方は?
IMEI番号とは、スマホなどモバイル機器につけられた固有番号です。
通常IMEI番号はスマホ1台につき1つですが、ツインSIMなどSIMカードを複数入れられるスマホには、その数だけIMEI番号があります。
AndroidスマホでのIMEI番号の調べ方
スマホの「設定」>「ディバイスについて」>「その他の情報」でそのスマホのIMEI番号がわかります。
ただしスマホの機種によっては操作方法が違うことがありますので、各機種の説明書をご確認ください。
i-PhoneでのIMEI番号の調べ方
iPhoneでは、「設定」>「一般」>「情報」でIMEI番号がわかります。
以下のApple公式サイトに詳しい説明が載っていますので、iPhoneユーザーの方はご確認ください
iPhone、iPad、iPod touch でシリアル番号や IMEI を確認する(Apple)
IMEI登録のやり方
IMEI番号がわかったら、以下のサイトからIMEI登録をします。
IMEI登録(インドネシア税関サイト)
登録データーの入力
バリ島には一度に2台までのスマホの持ち込みが可能ですので、サイトでは2台登録ができるようになっています。
1台しか持ち込まない方は、2代目は空欄にしておいてください。
必要事項を入力したら「SEND]」ボタンを押します。
QRコードの表示
正しく入力ができると、以下のようなQRコードが表示されます。
スクショ(スクリーンショット)などで画像をスマホに保存しておいてください。
メール受信
また、入力したメールアドレス宛に以下のようなメールが届きます。
こちらは正常にIMEI登録ができたことを知らせるメールですので、入国するまで大切に保管しておきましょう。
メールの最後にあるURLをクリックすると、先ほど表示されたQRコードのページに飛びます。
スクショをし忘れた場合などは、このメールが来るのを待って、QRコードページを開き対応しましょう。
空港税関での手続き
インドネシアに入国した空港の税関にて、関税手続きを行います。
その際、必要なものは
- IMEI登録した時のQRコード
- パスポート
- 飛行機の搭乗券
- スマホ本体
- NPWP(納税者カード・なければ不要)
空港の税関事務所に行って、上記の書類などを提出し手続きをしてもらいます。
手続き自体は5分程度で終わります。
関税の支払いと開通時期
スマホ本体価格が米ドルで$500以下なら税金はかかりませんが、それ以上の場合30~40%の税金がかかります。
税関事務所で手続きが終わると、最後に支払い指示書を渡されます。
その指示書を銀行に持ち込み、指定された税金を支払います。
税金支払い後、早ければ2-3時間、遅くても2日以内にインドネシアのSIMカードが使えるようになります。
旅行者はIMEI登録も関税も不要
このIMEI登録や関税支払いは、滞在が90日以内の旅行者は不要です。
事前にIMEI登録する事も、税関に申告する必要もありません。
IMEI登録しなかった場合でも最大で90日間はSIMカードが使用できます。
SIM カードの購入方法と持ち込み関税のまとめ
バリ島旅行中に携帯、スマホを利用するのなら現地SIMカードを使うのが一番安上がりです。
現地SIMカードは街中の携帯ショップなどで入手可能。
開通作業などはすべてショップ店員さんにお任せすれば大丈夫です。
その際、身分証明書としてパスポートを忘れずに持って行きましょう。
バリ島のSIMカードはプリペイド式。
購入したカードにはあらかじめプルサという通話料がチャージされています。
もし、プルサが足りなくなったら、コンビニなどで再チャージしましょう。
バリ島・インドネシアに携帯やスマホを持ち込む場合は、IMEI登録と関税の支払いが必要です。
ただし、90日以内しか滞在しない旅行者はIMEI登録も関税の支払いも必要ありません。
コメント
とりいさん
いつもYouTube観てます
やっと10月ですがバリ島に行きます
携帯が不安だったのでとても助かりました
いつも記事もわかりやすく参考にさせて頂いています
ウブドにも6日程滞在しますので、どこかでお目にかかれたら良いなぁ〜
体調お気をつけて頑張ってください
こんにちは!
YouTubeのご視聴ありがとうございます。
10月にバリ島に来られるんですね。ぜひ、楽しんでいってください。
お気をつけて、おいでくださいね。